「現職教員と学生が連携して主催するZOOMでEdcampやってみよう」に登壇しました!
5/23(土)、主催である「ZOOMでEdcamp実行委員会」様にお声がけをいただき、「現職教員と学生が連携して主催するZOOMでEdcampやってみよう」にCode for Yokosukaの鈴木、芳賀、中村が登壇しました!
Edcampとは、参加者主導で行われる、教員をはじめとする教育関係者による、教育関係者のための、プロフェッショナルディベロップメントのカンファレンスです。Edcampでは、集まった参加者が、自分たちで当日のセッションの内容を決めていく、アンカンファレンスという手法を用います。今回のEdcampはコロナ対策のため、Zoomでのオンライン開催の運びとなりました。
以下、当日お話しさせていただいた内容と、全体の会を通じた学びについてご報告いたします。
セッション1 登壇内容
サマリー
- 前提の共有
- テクノロジーの進化によって社会はフィジカルとデジタルが融合されていく(Society 5.0)
- その社会を生き抜くために必要なスキルが「STEAM教育」である
- お伝えした内容
- 時代の流れとともに、求められる能力は変わってきた(Society 5.0 / 経産省の取り組み)
- 今の時代に必要なものは「創造性(Art)」であり、STEAM教育である
- STEAM教育とは?(経産省の事例等を交えながら概要を説明)
- 21世紀を生き抜くために、創造性を高めていくことが教育に求められることである
中村登壇内容
「Society5.0時」代に求められる人材とは?」
芳賀登壇内容
「STEAM教育」とは?
質疑応答
Q. プログラミング教育におけるプログラミング思考力とは、一般的な論理的思考力と何が異なるのか?
【中村より】
- 論理的思考力がベースになるが、コンピュータの動きとして理解をすることが求められている
- 具体的にはAがBになって、BがCになって・・・というような手続きの連続であることを意識する必要がある
Q. RPAの導入など、社会がどんどん自動化していく中で、私たちが身につけた方がいいことは何か?できることは何か?
【中村より】
- コロナによって、在宅勤務により働き方改革 つまりAIに変わる
- その中で、人間にしかできないART (創造性)を身につけることが大事
- 科学の進歩は止められないので、人間がArt (創造性)で追いつくしかない
- 自分が人間としてどう向き合っていくのかが重要
Q. STEAM教育などはいい教育だと思うが、現状教育現場は変わっていないと思う。では、どのように変わっていけるのか?
【芳賀より】
- 学習ログを活用した個別最適化を皮切りに、教育現場にIT化が起こり、教育は変わっていくと思う
- 恐らく東京の私学などからムーブメントが起こり、段々、マイナーがメジャーになる
【中村より】
- 学校運営全体を変える必要がある
- 変えられないのであれば、その理由を発見する必要がある(組織的な問題など)
- まずは教員の負担を軽減させるというICTの使い方をしてもいいのでは
全体を通じて
Edcampへの参加はこれまでもありましたが、Zoomでの開催は初めてでした。Zoomの機能であるブレイクアウトセッションを使うのも初めてで緊張しましたが、実行委員会の皆様の運営によりスムーズなセッションの進行ができたと思います。
また登壇内容に関しても、ブレイクアウトセッションでテーマごとに分かれた後、約10名程度の方に参加いただき、活発な質疑応答を行うことができました。STEAM教育の関心の高さが伺えました。
Code for Yokosukaとしても、引き続きSTEAM教育についてイベントやセミナー、ブログを通して発信を続けていきたいと思います!